つるべ‐おとし【釣瓶落(と)し】
釣瓶を井戸の中へ落とすときのように、まっすぐにはやく落ちること。特に、秋の日のたちまち暮れてしまうさまをたとえていう。「秋の日は—」《季 秋》「—といへど光芒しづかなり/秋桜子」
つるべ‐ざお【釣瓶竿】
釣瓶を取り付けてある竿。
つるべ‐ずし【釣瓶鮨】
吉野川のアユで作った早鮨。酢でしめたアユの腹に鮨飯を詰め、釣瓶形の桶(おけ)に入れて押したもの。奈良県下市(しもいち)の名産。弥助(やすけ)鮨。
つる‐ぼ【蔓穂】
キジカクシ科の多年草。原野に生え、高さ約30センチ。地下の鱗茎(りんけい)から線形の葉が2枚出る。秋の初め、花茎の上部に淡紫色の小花を多数穂のようにつける。参内傘(さんだいがさ)。するぼ。
つる‐まき【弦巻】
掛け替えのための予備の弓弦(ゆみづる)を巻いておく籐(とう)製の輪。弦袋。弓弦袋。
つる‐まき【蔓巻】
シマウシノシタの別名。
つるまき‐ばね【蔓巻発条】
鋼線などをらせん状に巻いて作ったばね。コイルばね。
つる‐まさき【蔓柾】
ニシキギ科の蔓性の常緑低木。山地にみられ、気根を出して他の木をはいあがる。葉は楕円形でマサキに似る。7月ごろ、黄緑色の小花が密生して咲く。
つる‐まめ【蔓豆】
マメ科の蔓性の一年草。原野に生える。茎は他に絡みつき、全体に細毛が密生。葉は長楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、紅紫色の蝶形花(ちょうけいか)を開く。種子はダイズに似て、ダイズの原種とい...
つるみ【交尾/遊牝】
つるむこと。雄と雌とが交尾すること。