くろ‐がしら【黒頭】
能で、黒毛の頭(かしら)。鬼畜、男の怨霊(おんりょう)などに用いる。狂言でも牛・馬・犬・幽霊などに使う。→赤頭(あかがしら) →白頭(しろがしら)
君子(くんし)は交(まじ)わり絶(た)ゆとも悪声(あくせい)を出(いだ)さず
《「史記」楽毅伝から》君子は交際を絶ったあとでも、決して相手の悪口を言わない。
君子(くんし)は独(ひと)りを慎(つつし)む
《「礼記」大学から》君子は他人が見ていない所でもその行いを慎む。
くん‐じゅう【薫習】
仏語。香が物にその香りを移して、いつまでも残るように、みずからの行為が、心に習慣となって残ること。
くん‐ろく【九六】
《「クンロク」と書くことが多い》 1 マージャンで、9600点の上がりのこと。 2 大相撲で、弱い大関を皮肉っていう語。いつでも9勝6敗くらいの成績であるということから。くんろく大関。
君父(くんぷ)の讐(あだ)は倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず
《「礼記」曲礼上から》君父(主君と父親)の敵とは、一緒に同じ空の下に生きることはせず、あくまでも報復する。
クローン‐どうぶつ【クローン動物】
体細胞クローン技術によって作り出された動物の総称。未受精卵に乳腺細胞などの体細胞の核を移植し、雌の子宮に戻して発生させる。成功率はきわめて低い。 [補説]哺乳類の体細胞クローンの第1号は、199...
グレ‐シュル‐ロアン【Grez-sur-Loing】
フランス中北部の都市、フォンテンブローの近郊、ロアン川沿いにある村。明治・大正期に黒田清輝や浅井忠ら、日本の洋画家が滞在した。英国の作曲家、フレデリック=ディーリアスが晩年を過ごしたことでも知ら...
車(くるま)は三寸(さんずん)の轄(くさび)を以(もっ)て千里(せんり)を駆(か)く
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》小さなものでも大きな役割を果たすことができることのたとえ。
くるま‐だい【車代】
1 車を買ったり借りたりした代金。 2 車に乗ったときに支払う料金。車賃。 3 (「お車代」の形で)交通費の名目で支払う若干の謝礼金。「お—にでもしてください」