どっち‐みち【何方道】
[副]どういうふうにしても、結局はある状態になることを表す。どちらにしても。いずれにしても。どのみち。「今から急いでも—間に合わない」
何(なん)にせよ
どんな事態があるにしても。いずれにしても。「この状態では—医者に診せねばなるまい」
に‐しろ
[連語]《格助詞「に」+サ変動詞「する」の命令形「しろ」》 1 仮定または確定の事柄を示し、あとにそれに逆らう事柄を判断的に述べる意を表す。…にしても。「失敗する—やるだけのことはやる」 2 例...
あげぜん‐すえぜん【上(げ)膳据(え)膳】
自分は座ったままで、食膳を出してもらい、食事がすんだら膳を取り下げてもらうこと。またそのように、すべてのことを他の人にしてもらって、何もしなくてよい境遇。
よかれ‐あしかれ【善かれ悪しかれ】
[副]よいにしろ、悪いにしろ。善悪にかかわらず。どっちにしても。「—結果を待つしかない」
然(さ)もあれ
それにしても。ともかくも。ままよ。さもあらばあれ。「—鉢かづきは、いか様変化(へんげ)の者にて」〈伽・鉢かづき〉
さりとて‐も【然りとても】
[連語]そうであっても。それにしても。「おのづからうときさまになりゆくを、—絶えず同じ心の変り給はぬなりけり」〈源・浮舟〉
さても‐さても
[感]「さても」を強めた言い方。それにしてもまあ。まったく。「—やかましい事かな」〈浮・胸算用・二〉
しか‐し【然し/併し】
[接]《「しかしながら」の略かという》 1 今まで述べてきた事柄を受けて、それと相反することを述べるときに用いる。そうではあるが。けれども。「こんなことは言いたくない。—立場上言わなければならな...
さる‐にて‐も【然るにても】
[連語]《動詞「さり」(ラ変)の連体形+連語「にて」+係助詞「も」》そうであっても。それにしても。それはそれとしても。「—、かかる事なむと知らせ給ひて」〈源・少女〉