かんせい‐りょく【慣性力】
慣性系に対して加速度運動をしている座標系の中で、物体の運動に現れる見かけ上の力。例えば、カーブを曲がる車の中にいる人を外側に傾けさせる力など。慣性抵抗。
かんせつ‐ばつ【間接罰】
違法行為に対して、まず行政指導や行政命令を行い、その指導・命令に違反する行為があった場合に、それを理由として適用される罰則。⇔直接罰。
かんぜい‐どうめい【関税同盟】
二つ以上の国家が同盟して、単一的な経済地域を形成して相互に関税を廃止する一方、域外諸国に対しては共通の関税を課すもの。EU(欧州連合)、CACM(中米共同市場)など。
かんぜん‐へんこう【完全偏光】
直線偏光、回転偏光などの純粋な偏光。自然光を含む部分偏光に対していう。
かんぜん‐もくひ【完全黙秘】
取り調べに対して黙秘を通すこと。完黙。
かん‐そう【官僧】
1 国家から度牒(どちょう)を得て、公に出家を認められた僧。私度(しど)僧に対していう。 2 僧正(そうじょう)・僧都(そうず)などの官位を授けられた僧。 3 勅許を得て、袍(ほう)・裳(も)・...
かん‐そう【歓送】
[名](スル)その人の出発を喜び、励まして送ること。「—会」「あの空地で—されて行った青年の幾人かを知っていた」〈秋声・縮図〉 [補説]「歓迎」に対して造られた語。
かん‐と【官途】
《古くは「かんど」》 1 官吏の職務、または地位。官職。 2 鎌倉時代、受領(ずりょう)に対して、京官の称。
かんと‐すいきょじょう【官途推挙状】
中世、武家方から朝廷に対して武家の官職叙任について奏請した推薦状。官途挙状。
かんな【鉋】
材木の表面を削ってなめらかにする大工道具。用途により平(ひら)鉋・丸鉋・溝鉋などがある。古く用いられた、柄の先に刃を付けただけの槍(やり)鉋に対して、台鉋ともいう。