あがり‐もの【上がり物】
1 神仏への供え物。 2 飲食物を丁寧にいう語。召し上がり物。 3 田畑などから収穫した物。 4 家賃・地代などの収入。「貸長屋の百軒も持ちて、—ばかりに」〈一葉・大つごもり〉 5 官公庁に没収...
れん‐れん【連連】
[ト・タル][文][形動タリ]続いていて絶えることのないさま。「家並みが—と続く」 [形動ナリ]に同じ。「常に酒を送り茶を進めて、—にむつび近づきて後」〈太平記・一八〉 [副]しだいしだ...
ごう‐の‐かぜ【業の風】
「業風(ごうふう)」に同じ。「かの地獄の—なりとも、かばかりにこそはとぞおぼゆる」〈方丈記〉
こが・れる【焦がれる】
[動ラ下一][文]こが・る[ラ下二] 1 いちずに、激しく恋い慕う。切ないまでに思いを寄せる。「長年—・れた相手と結婚する」「故郷に—・れる」 2 そうなりたいと強く望む。「女優に—・れる」 3...
げ‐ざん【見参】
「げんざん」の撥音の無表記。「弁少将なども、—ばかりにてまかづるを」〈源・梅枝〉
げん‐よう【眩耀】
[名](スル)まばゆいばかりに光りかがやくこと。まぶしくて目がくらむこと。また、目をくらますこと。「人の目を—する」
くい‐さ・く【食(い)裂く】
[動カ五(四)]食いついて裂く。口にくわえて裂き切る。「唇を—・かんとすばかりに咬みて咬みて」〈紅葉・金色夜叉〉
こころ‐おごり【心驕り】
うぬぼれること。思い上がり。慢心。「わが身かばかりにてなどか思ふことかなはざらむ、とのみ—をするに」〈源・若菜上〉
きらび‐やか
[形動][文][ナリ] 1 華やかで輝くばかりに美しいさま。「—な装い」「—な宴」 2 言葉や動作などが、きっぱりしているさま。「すみやかに流罪に行なはれ候へかしと、—に申してけり」〈著聞集・六...
きりょう‐まけ【器量負け】
[名](スル) 1 才能があるばかりに、失敗したり不幸になったりすること。 2 顔だちが美しすぎて、かえって縁遠かったり不幸になったりすること。