ひと‐ま【一間】
1 一つの部屋。一室。 2 寝殿造りなどで、柱と柱の間一つ。また、その長さ。 3 縦横とも柱の間が一つの、小さい部屋。「寝殿の放ち出での、又—なる所の」〈落窪・一〉
ひと‐ま【人間】
1 人のいない間。人の気づかぬすき。「—にも月を見ては、いみじく泣き給ふ」〈竹取〉 2 人との交わりが絶えること。「少し契りのさはりある、—をまことと思ひけるか」〈謡・女郎花〉
ひと‐まえ【人前】
1 多くの人のいる場所。他の人の見ている前。「—に出るのが苦手だ」 2 他の人の前での体裁。「—を飾る」「—を取り繕う」
ひと‐まかせ【人任せ】
他人に任せきりにすること。「—にできない性分」
ひと‐まき【一巻(き)】
1 一度巻くこと。 2 巻いてあるもの一つ。「絵巻物—」「毛糸を—買う」 3 連歌・連句で、歌仙・百韻・千句などの一つの作品。 4 一族。同族。
ひと‐まく【一幕】
1 演劇で、幕を上げてから下ろすまでに舞台で演じられる一区切り。「—三場の芝居」 2 事件などの一つの場面。「あわや血の雨という—もあった」
ひとまく‐み【一幕見】
劇場で、数幕上演しているうちの一幕だけを見ること。かつては多く土足のまま立って観劇した。幕見。立見(たちみ)。
ひとまく‐もの【一幕物】
一幕で完結する演劇。
ひと‐まじわり【人交わり】
他人との交際。世間づきあい。
ひと‐ます【人枡】
昔、軍勢をその中に入れて人数をはかるため、城外に設けた枡形。