た‐な‐すえ【手末】
手の先。指の先。「千引(ちびき)の石(いは)を—にささげて来て」〈記・上〉
だ・つ
[接尾]《動詞「た(立)つ」の接尾語化したもの》 《動詞五(四)段型活用》名詞や形容詞・形容動詞の語幹などに付いて、そのようなようすを帯びる、そのような状態が現れるという意を表す。「殺気—・つ...
たち‐い・ず【立ち出づ】
[動ダ下二] 1 立って外へ出る。その場を去る。「ここなるこれかれ送りに—・でたれば」〈かげろふ・中〉 2 立って来る。出て来る。「かの小柴垣(こしばがき)のほどに—・で給ふ」〈源・若紫〉 3 ...
たち‐かぜ【太刀風】
1 刀を振る勢いで起きる風。 2 激しく太刀を振るって戦うありさま。「筑前守の—に驚き、草木もなびき従ひ」〈武家名目抄〉
どう‐さ【動作】
[名](スル) 1 何かをしようとして、からだを動かすこと。また、そのときのからだの動き。「合図の—」「きびきびとした—」 2 機械類が作動すること。「工作機が複雑に—する」
とど‐め・く【轟く】
[動カ四]《「どどめく」とも》 1 音がひびきわたる。とどろく。「いかづちの鳴り—・くをり」〈塵袋〉 2 がやがや騒ぎたてる。「人の音多くして、—・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉
ひき‐め【蟇目/引目】
《「響目(ひびきめ)」の略。射たときに音を響かせるところからいう。また、穴の形が蟇の目に似ているからともいう》朴(ほお)または桐(きり)製の大形の鏑(かぶら)。また、それをつけた矢。犬追物(いぬ...
はこ‐わな【箱罠】
箱状の罠。内部に餌を置いて動物をおびき寄せ、箱の中に入ると仕掛けによって入口の扉が閉まるもの。ネズミやイタチなどの小型哺乳類の捕獲に用いられる。
は‐ちびき【葉血引】
スズキ目ハチビキ科の海水魚。全長約50センチ。背は赤褐色、腹は淡色。本州中部以南や南アフリカのやや深海に分布。
ばく‐ろう【麦浪】
麦の穂が風になびき揺れるさまを波にたとえた語。麦の穂波。「—菜花のまん中に二階立ての瓦屋の」〈蘆花・思出の記〉