貧乏人(びんぼうにん)の子沢山(こだくさん)
貧乏人にはとかく子供が多いということ。貧乏子沢山。
貧乏(びんぼう)の花盛(はなざか)り
ますます貧乏になることのたとえ。「昔より食酒(けざけ)を飲む者は—といふ事あり」〈浮・胸算用・五〉
びんぼうはただしい【貧乏は正しい!】
橋本治による若者向けの啓蒙書。副題「17歳のための超絶社会主義読本」。漫画雑誌「ヤングサンデー」に連載され、平成6年(1994)に刊行。シリーズ化され、続編4冊が刊行された。
びんぼう‐ばなお【貧乏鼻緒】
棕櫚(しゅろ)や竹の皮で作った鼻緒。庭下駄などに用いる。
貧乏(びんぼう)暇(ひま)無(な)し
貧乏で生活に追われ、少しも時間のゆとりがない。「—で働く」
びんぼうものがたり【貧乏物語】
河上肇の著書。大正5年(1916)9〜12月「大阪朝日新聞」に連載。翌年刊。貧困の現状、原因、救済策を論じた3編からなる。後年、救済策が不徹底として、著者みずから絶版とした。
びんぼう‐ゆすり【貧乏揺すり】
[名](スル)座っているとき、絶えずひざを細かく揺り動かすこと。びんぼうゆるぎ。「落ち着きなく—する」
びんぼう‐ゆるぎ【貧乏揺るぎ】
[名](スル) 1 「貧乏揺すり」に同じ。 2 (「貧乏揺るぎもしない」の形で用いる)ほんの少し動くこと。「中々—もしない困り物だ」〈魯庵・社会百面相〉
貧乏揺(びんぼうゆ)るぎもし◦ない
⇒貧乏揺るぎ2
びん‐みず【鬢水】
鬢のほつれを整え、つやを出すために櫛(くし)につける水。伽羅(きゃら)の油やサネカズラを浸した水を用いる。