ふく‐まく【腹膜】
腹腔内のほとんどの内臓と腹壁の一部を覆っている薄い漿膜(しょうまく)。
ふくまく‐えん【腹膜炎】
腹膜の炎症。化膿菌(かのうきん)や腫瘍(しゅよう)などによって起こり、急性では虫垂炎などから二次的に起こることも多く、激しい腹痛や嘔吐(おうと)・下痢(げり)などを伴う。
ふくまく‐かせいねんえきしゅ【腹膜仮性粘液腫】
⇒腹膜偽性粘液腫
ふくまく‐ぎせいねんえきしゅ【腹膜偽性粘液腫】
腹膜にゼラチン状の粘液が貯留・充満する病気。虫垂や卵巣にできた粘膜性腫瘍(しゅよう)が腹膜に転移して起こる場合が多い。腹部が膨満し、食欲不振・腹痛・吐き気などを呈する。発症率は100万人に1人程...
ふくまく‐ぎねんえきしゅ【腹膜偽粘液腫】
⇒腹膜偽性粘液腫
ふくまく‐とうせき【腹膜透析】
腹膜を利用した透析療法のこと。腹部に挿入した穴から透析液を注入し、循環させた後に排出させる。人工透析よりも身体への負担が少なく、自宅で行うことが可能。PD(peritoneal dialysis)。
ふくませ【含ませ】
含め煮のこと。
ふくま‐でん【伏魔殿】
1 魔物のひそんでいる殿堂。 2 見かけとは裏腹に、かげでは陰謀・悪事などが絶えず企(たくら)まれている所。「政界の—」
ふく‐まめ【福豆】
1 節分にまく煎(い)り豆。鬼うち豆。《季 冬》 2 福茶に入れる豆。
ふくま・る【含まる】
[動ラ五(四)]中に含んでいる。含まれている。「鳴く事さえ—・ってる様に考えるのは」〈漱石・吾輩は猫である〉