ほう‐じょう【鳳城】
1 《中国の漢代、門に銅製の鳳凰(ほうおう)を飾ったところから》宮城。皇居。禁裡。 2 都。都城。帝京。
ほう‐じょう【褒状】
行為・業績などをほめることを記した文書。賞状。
ほうじょう‐いん【放生院】
京都府宇治市にある真言律宗の寺。山号は、雨宝山。正しくは放生院常光寺。推古天皇12年(604)聖徳太子の願いにより秦(はた)河勝の創建と伝えられる。境内に宇治橋断碑がある。通称、橋寺(はしでら)。
ほうじょう‐え【放生会】
供養のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会。殺生戒に基づくもので、奈良時代より行われ、陰暦8月15日の八幡宮の祭りに催され、石清水八幡宮のものが有名。《季 秋》
ほうじょうき【方丈記】
鎌倉前期の随筆。1巻。鴨長明著。建暦2年(1212)成立。仏教的無常観を基調に、大風・飢饉(ききん)などの不安な世情や、日野山に閑居した方丈の庵(いおり)での閑寂な生活を、簡明な和漢混交文で描く。
ほうじょうきしき【方丈記私記】
堀田善衛の著作。20代で東京大空襲を体験した著者がリアリストとしての鴨長明を再発見し「方丈記」の新たな読みを試みた作品。昭和46年(1971)刊。第25回毎日出版文化賞(伝記・随筆・評論・紀行部...
ほうじょう‐きたい【胞状奇胎】
胎盤の一部となる絨毛膜(じゅうもうまく)の組織が、異常増殖して多数のブドウ状の嚢胞(のうほう)になり、胎児は死亡し流産となる妊娠異常。のちに絨毛癌(がん)を続発することがある。葡萄(ぶどう)状鬼...
ほうじょうきひょうしゃく【方丈記評釈】
内海弘蔵の著作。大正5年(1916)刊行。
ほうじょう‐きょうごう【法条競合】
一つの犯罪行為が外観上数個の刑罰法規に当てはまるが、実質的にはその一つだけが適用されること。
ほうじょうくだいき【北条九代記】
鎌倉末期の歴史書。2巻。著者未詳。寿永2〜元弘2=正慶元年(1183〜1332)の鎌倉幕府関係の重要事件などを編年体で記したもの。
江戸前期の雑史書。12巻。浅井了意著という。延宝3年(16...