ない‐しょう【内証】
1 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。 2 表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこと。また、そういう意向。内密。ないしょ。「—にてのお掛合いも愈(いよいよ)手切と...
なり‐まさ・る【成(り)増さる】
[動ラ五(四)]ますますそういう状態になる。いよいよその度合いが増す。「夢は美しく—・る」〈康成・招魂祭一景〉
に‐の‐とり【二の酉】
11月の第2の酉の日。また、その日にたつ市。《季 冬》「—やいよいよ枯るる雑司ケ谷/波郷」→酉の市
の
[格助]格助詞「を」が撥音「ん」の直後に付いて音変化したもの。能・狂言・平曲などに多くみられる。「こなたのいよいよ大名にならせられて、御普請—なされう御瑞相(ずいさう)に、番匠(ばんじゃう)の音...
の‐おくり【野送り】
「野辺送(のべおく)り」に同じ。「いよいよ—の段となりしに」〈露伴・新浦島〉
乗(の)りが◦来(く)る
乗り気になる。調子に乗る。「艶二郎いよいよ—◦きて、かれこれとするうち」〈黄・艶気樺焼〉
はら‐すじ【腹筋】
[名・形動] 1 腹の筋肉。 2 《「腹筋を縒(よ)る」から》おかしくてたまらないこと。また、そのさま。「アハハハ弥々(いよいよ)—だ」〈二葉亭・浮雲〉 「甚平からからと笑ひ、ああ—な」〈浄・鑓...
び【弥〔彌〕】
[常用漢字] [音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]や いや いよいよ 〈ビ〉 1 端から端まで及ぶ。わたる。「弥久」 2 すみずみまで。ひとわたり。「弥縫」 3 (「瀰(び)」と通用)どこまでも広...
びょう‐よみ【秒読み】
1 時間の経過を秒単位で読みあげること。特に、開始や終了の時刻までを秒ごとに読みあげること。 2 時間的に間近に迫っている状能にあること。「選挙もいよいよ—の段階だ」
ふう‐きょう【風教】
1 徳をもって人々を教え導くこと。風化。「全国男子の—はいわゆる武士道をもって陶冶する事」〈藤村・夜明け前〉 2 風習。「社会の—は愈(いよいよ)封建制度に適して発達せり」〈田口・日本開化小史〉