つう‐ぶ・る【通ぶる】
[動ラ五(四)]通らしいふりをする。通人ぶる。通がる。「—・った口をきく」
づくり【作り/造り】
[語素]《動詞「つく(作)る」の連用形から》 1 名詞の下に付いて、そのものを念を入れて作り上げる意、また、きちんと体裁を整える意を表す。「人—」「国—」「菊—」 2 名詞の下に付いて、そのもの...
つがい【番い】
《動詞「つがう」の連用形から》 [名] 1 二つのものが組み合わさって一組みになること。また、そのもの。対。 2 動物の雄と雌の一組み。また、夫婦。「文鳥を—で飼う」 3 からだなどの各部のつ...
てこ‐な【手児名/手児奈】
《「てごな」とも》愛らしいおとめ。「勝鹿の真間(まま)の井見れば立ち平(なら)し水汲(く)ましけむ—し思ほゆ」〈万・一八〇八〉 [補説]真間の少女の名とみる説もある。→真間の手児奈
てん‐らい【天来】
(多く「天来の」の形で)天からこの世に来ること。天から得たかと思われるほどすばらしいこと。「—の妙技」
だんな‐どり【旦那取り】
1 主人に仕えること。奉公すること。 2 妾(めかけ)となること。「母親はもう四十歳になるのだそうだが、—のような事をしているらしいのだ」〈宇野浩二・苦の世界〉
とく【疾く】
《形容詞「と(疾)し」の連用形》 1 すぐに。急いで。「その窓の戸—さしてよ」〈鴎外・文づかひ〉 2 時間的にさかのぼった時点で。ずっと以前に。「(名刺ヲ)—用意をして居たらしい」〈鏡花・婦系...
どくどく‐し・い【毒毒しい】
[形][文]どくどく・し[シク] 1 いかにも毒が含まれているようである。「見るからに—・いキノコ」 2 強い悪意が感じられて、いかにも憎らしい。にくにくしい。「—・い捨てぜりふ」 3 色などが...
ど‐ぐう【土偶】
1 土をこねって作った人形。つちにんぎょう。 2 粘土を材料として焼きあげた人形。東ヨーロッパでは旧石器時代にさかのぼるが、世界的には新石器時代以降の農耕社会に多い。日本では縄文時代を特色づける...
とこ‐めずら【常珍】
[形動ナリ]常に新鮮で、愛らしいさま。「年ごとに—なる鈴虫のふりてもふりぬ声ぞきこゆる」〈公任集〉