玉(たま)に使(つか)・う
たくらみの手段に使う。「わざと須河奴(め)を—・って、しばしば牛肉屋へ出掛たがネ」〈逍遥・当世書生気質〉
つき‐はな・す【突(き)放す】
[動サ五(四)] 1 突いたり強く押したりして離れさせる。つっぱなす。「組みついてくる相手を—・す」 2 関係を絶って相手にしない。頼ってくる相手を見捨てる。つっぱなす。「親友からも—・される」...
それ‐がし【某】
[代] 1 不定称の指示代名詞。その名がわからない人や事物をさす。また、その名をわざとぼかしていう場合にも用いる。だれそれ。なになに。某(ぼう)。なにがし。「内大臣、右大将藤原朝臣—」〈宇津保・...
つくり‐まなこ【作り眼】
1 わざといつもと違う目つきをすること。「臂(ひぢ)を張り、—する者にてぞあるらんと覚えたる武士七八人」〈太平記・三九〉 2 色目をつかうこと。「—して召し使ひの女などに言葉やさしくかけて」〈浮...
つくり【作り/造り】
1 ものをつくること。また、つくられたようす。つくりぐあい。「店の—を変える」「みごとな—の家具」 2 よそおい。身なり。化粧。「はでな—の女性」 3 からだつき。体格。「がっしりした—の男」 ...
たい‐へい【太平/泰平】
[名・形動] 1 世の中が平和に治まり穏やかなこと。また、そのさま。「—の夢を破る」「—な(の)世」「天下—」 2 「太平楽」に同じ。「わざと弱味をみせぬつもりの—なり」〈滑・続膝栗毛・九〉
そら‐しらず【空知らず】
わざと知らないふりをすること。「その家の男主(あるじ)も—してあることなりけり」〈今昔・二三・一六〉
旋毛(つむじ)を曲(ま)・げる
気分をそこねてわざと逆らい、意地悪くする。「—・げて返事をしてくれない」
す・ねる【拗ねる】
[動ナ下一][文]す・ぬ[ナ下二] 1 すなおに人に従わないで、不平がましい態度をとる。「すぐ—・ねる子供」「世を—・ねる」 2 わざとよそよそしく振る舞う。「—・ねて気を引く」
スロー‐ダウン【slow-down】
[名](スル) 1 速度を落とすこと。また、速度が落ちること。減速。「経済発展のテンポを—する」 2 仕事の能率をわざと落とす労働戦術。