てん‐じ【天時】
四季・寒暖・昼夜などのように、自然にめぐってきて人事にかかわりをもつ時。天の与える時機。「凡そ世界に—の転換あり、人事の転換あり」〈西村茂樹・明六雑誌四三〉
てん‐しん【点心】
《「てんじん」とも》 1 昼食の前に、一時の空腹をいやすためにとる軽い食事。転じて、禅家で、昼食のこと。 2 茶会などの茶請(ちゃうけ)。茶菓子。 3 中国料理で、食事代わりの軽い食物。また、料...
でんし‐しき【電子式】
原子の結合様式を表すため、元素記号のまわりに最外殻電子を示す点を配置した式。結合に寄与する電子対や孤立した不対電子などを、視覚的かつ直感的に把握することができる。1916年、米国のG=ルイスが考...
てん‐しん【転進】
[名](スル) 1 方向を変えて進むこと。進路を変えること。「航路を北西へ—する」 2 軍隊が、戦場または守備地から他へ移動すること。第二次大戦中「退却」の語を嫌い、代わりにこの語を用いた。
てんくう‐かいかつ【天空海闊】
[名・形動]大空と海が広々としていること。転じて、度量が大きく、こだわりのないこと。また、そのさま。「まだ気持ちが、—に、からっと晴れ亙ってくれないんだ」〈里見弴・安城家の兄弟〉
テンセル【Tencel】
英国コートルズ社が開発したセルロース系繊維。レーヨンよりはるかに強くポリエステルなみの強度がある、湿った状態でも強度は変わらない、肌ざわりがソフトであるなどの特徴がある。
テンゲル‐さんち【テンゲル山地】
《Tengger》インドネシア、ジャワ島東部の山地。約10キロメートル四方に広がるカルデラ地形の火山群であり、中央火口丘のブロモ山のまわりを外輪山が囲む。また、南端には同島最高峰のスメル山が位置する。
てん‐き【天気】
1 ある場所の、ある時刻の気象状態。気温・湿度・風・雲量などを総合した状態。「—が変わりやすい」「今日は—がよい」 2 晴天。「—が続く」「明日は—になるだろう」 3 天にみなぎる気。「人事全う...
テルミドール‐の‐はんどう【テルミドールの反動】
《(フランス)thermidorは「熱月」の意。革命暦の第11月》1794年7月27日(テルミドール9日)、フランス革命政府を支配していたロベスピエール派がクーデターで倒れ、ロベスピエールらが処...
テレーズ‐デスケルー【(フランス)Thérèse Desqueyroux】
モーリアックの小説。1927年刊。大地主と愛のない結婚をした女性テレーズが夫を毒殺しようとして未遂に終わり、自由と孤独の宿命を負って夫と別れるまでを描く。