のぼり‐しお【上り潮】
満ちてくる潮。あげしお。「薩摩潟へや落とさんと申しし折節、—にさへられ」〈謡・大原御幸〉
上(のぼ)り大名(だいみょう)下(くだ)り乞食(こじき)
旅の始めに派手にやりすぎて、帰りには文無しでみすぼらしくなること。行き大名の帰り乞食。
のぼり‐ちょうし【上り調子】
からだや技術などの状態が、しだいによいほうに向かうこと。「投手陣が—なのは心強い」
のぼり‐つ・める【上り詰める/登り詰める】
[動マ下一][文]のぼりつ・む[マ下二] 1 のぼれるだけのぼる。登っていっていちばん上まで達する。「長い坂を—・める」「出世の階段を—・める」 2 ひどく夢中になる。のぼせあがる。「—・めたる...
のぼり‐づき【上り月】
秋、新月から満月へ、しだいに満ちていく月。《季 秋》⇔降(くだ)り月。
上(のぼ)りての世(よ)
過去にさかのぼっての世。昔。「—を聞き合はせ侍らねばにや」〈源・若菜下〉
のぼり‐ふじ【昇藤】
ルピナスの別名。
のぼり‐ぶね【上り船】
1 川上へさかのぼる船。 2 地方から上方(かみがた)へ向かう船。
のぼり‐やな【上り梁】
アユなど川をさかのぼる魚を捕るために、川下に向けて仕掛けた梁。《季 春》「淀川や舟みちよけて—/王城」
のぼり‐れっしゃ【上り列車】
その線区で上りの方向に走る列車。のぼり。⇔下り列車。