かい‐ちゅう【懐中】
[名](スル) 1 ふところ、またはポケットの中。また、そこに入れて持っていること。「山道の往来に論語を—して」〈蘆花・思出の記〉 2 「懐中物」の略。 3 (接頭語的に用いる)携帯用の小型の物...
かい‐ちゅう【海中】
海のなか。また、海の真ん中。「—の小島」
か‐ちゅう【家中】
1 家の中。屋敷の中。 2 家族全員。いえじゅう。「—一同より」 3 江戸時代、大名の家臣の総称。藩士。また、藩。「御前(ごぜん)死去の後、—は若殿なきことを悲しみ」〈浮・一代女・一〉
か‐ちゅう【渦中】
1 水のうずまく中。 2 ごたごたした事件の中。もめ事などの中心。「事件の—に巻き込まれる」「疑惑の—にある人物」
か‐ちゅう【火中】
[名](スル) 1 燃えている火の中。 2 火の中に物を入れて焼くこと。「貫一は例に因りて封のまま—してけり」〈紅葉・金色夜叉〉
か‐ちゅう【華中】
中国中東部、揚子江(ようすこう)の中・下流域の地方。湖南・湖北・江西省の地方で、穀倉地帯をなす。ホワチュン。
金(かね)の世(よ)の中(なか)
金銭の力でどうにでもなる世の中。
かべのなか【壁の中】
後藤明生の長編小説。昭和61年(1986)刊行。
かみ‐じょちゅう【上女中】
主人のそば近く仕え、奥向きの用事をする女中。奥女中。⇔下(しも)女中。
からだ‐じゅう【体中】
頭から手足の先まで、からだ全部。全身。総身。