にゅう‐せん【乳腺】
哺乳類(ほにゅうるい)に特有の乳汁を分泌する腺。雄では痕跡的で、雌に発達。乳房中にあり、汗腺の変化したもので、15〜20の乳腺葉に分かれ、乳管によって乳頭に開口する。
にゅうせん‐エムアールアイ【乳腺MRI】
⇒乳房MRI
にゅうせん‐えん【乳腺炎】
乳腺の炎症。腫(は)れ・痛み・発熱などがみられる。化膿(かのう)菌の感染などが原因。
にゅうせん‐げか【乳腺外科】
乳癌など、乳腺の病気の検査・治療を専門とする外科。
にゅうせんしげき‐ホルモン【乳腺刺激ホルモン】
⇒プロラクチン
にゅうせん‐しょう【乳腺症】
乳腺にいくつかの境界のはっきりしない腫瘤(しゅりゅう)ができる良性の病気。30〜40歳の女性に多い。
にゅうせん‐せんいせんしゅ【乳腺線維腺腫】
乳腺にできる良性腫瘍。主に思春期から30歳代の女性にみられる。しこりは硬く弾力があり、よく動く。痛みを伴わない場合が多い。手術により切除することもあるが、小さい場合などは治療を必要としないこともある。
にゅうせん‐のうほうしょう【乳腺嚢胞症】
乳腺の中に液体が貯まる袋(嚢胞)ができた状態。小さいものは自然に消滅する。痛みがある場合は、注射器で吸引する。