いっきゃく‐いってい【一客一亭】
茶の湯で、一人の客と亭主だけの茶事。
うん‐てい【亭】
奈良末期、石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)が平城京付近の旧宅を寺とし、その一隅に設けた日本最古の公開図書館。中国で、書庫を閣・台と称したことからの名。亭院。
えき‐てい【駅亭】
1 「駅家(えきか)」に同じ。 2 宿場の旅館。
かく‐てい【客亭】
宿屋。旅館。
か‐てい【柯亭】
《後漢の蔡邕(さいよう)が柯亭館の棰(たるき)の竹で名笛を作った故事から》笛のこと。
か‐てい【花亭】
美しいあずまや。
からかさ‐てい【傘亭】
京都高台寺にある利休好みの茶屋。桃山時代の遺構。天井が傘を広げたようなようすからの命名。安閑窟。
き‐てい【旗亭】
《中国で酒旗とよぶ旗を立て目印としたところから》料理屋。酒場。また、旅館。「—の一つにはいって昼飯を食った」〈寅彦・写生紀行〉
こうだんほんもくてい【巷談本牧亭】
安藤鶴夫の小説。講談定席「本牧亭」を舞台にした作品。昭和38年(1963)刊行。同年、第50回直木賞受賞。昭和39年(1964)テレビドラマ化。
こうぶん‐てい【好文亭】
茨城県水戸市の偕楽園(かいらくえん)にあるあずまや。天保年間(1830〜1844)藩主徳川斉昭(とくがわなりあき)が創建。現在の建物は第二次大戦後に復元。