じんけんしんぱん‐じけん【人権侵犯事件】
人権が侵害された疑いのある事件。
じんけん‐じゅうりん【人権蹂躙】
人権を踏みにじること。特に、国家権力が憲法の保障する基本的人権を侵犯すること。人権侵害。
じんけん‐せんげん【人権宣言】
フランス革命当初の1789年8月26日、憲法制定議会が採択した宣言。正式には「人間および市民の権利の宣言」。前文と、人間の自由・平等、圧政への抵抗権、国民主権、権力の分立、所有権の不可侵などを...
じんけん‐は【人権派】
人権を尊重し、その擁護に尽力する人々。
じんけん‐もんだい【人権問題】
人権に関する、解決すべき課題。特に、人権蹂躙(じゅうりん)にあたるかどうかが批判や論争などの対象となる事柄。
じんけんようご‐いいん【人権擁護委員】
昭和24年(1949)制定の人権擁護委員法に基づき、国民の基本的人権の侵犯を監視・救済し、人権思想の普及・高揚に努める委員。法務大臣の委嘱により全国の市町村および特別区に置かれる。任期は3年。
じんしゅさべつてっぱい‐じょうやく【人種差別撤廃条約】
《「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」の通称》人種・皮膚の色・血統・民族・部族などの違いによる差別をなくすために、必要な政策・措置を遅滞なく行うことを義務付ける国際条約。1965年の...
じんしんほご‐ほう【人身保護法】
基本的人権を保障する日本国憲法の精神に基づき、不当に奪われている人身の自由を、司法裁判によって迅速かつ容易に回復させることを目的として制定された法律。昭和23年(1948)施行。
じんしんほご‐りつ【人身保護律】
1679年、英国議会が国王チャールズ2世の専制に対して、法によらない逮捕や裁判を禁じ、人権保護を確立するために制定した法律。
せいどてき‐ほしょう【制度的保障】
憲法上、個人の基本的人権には属さないが、一定の制度を保障することによって、内容的に国民の権利を保障する関係にあるもの。地方自治・婚姻・家族・私有財産制など。