ひと‐どめ【人留め】
人の通行を禁止すること。「—して一人(いちにん)も通さぬ」〈浄・手習鑑〉
ひと‐なか【人中】
大勢のいる場所。衆人の中。また、世間。「—へ出る」「—でもまれる」
ひと‐なかせ【人泣かせ】
[名・形動]人に迷惑をかけて、困らせること。また、その行為や、そのさま。「—な雨」「—な注文ばかりつける」
ひと‐なだれ【人雪崩/人頽れ】
群衆がなだれ落ちること。また、押し合いながらなだれのように一方に動くこと。「—が狭い出口の方へと押合う間(うち)に」〈荷風・すみだ川〉
ひと‐なつかし・い【人懐かしい】
[形][文]ひとなつか・し[シク]ことさら人が懐かしく思われる。人恋しい。「—・い気持ちが募る」
ひと‐なつこ・い【人懐こい】
[形]すぐに打ちとけて親しみやすい。ひとなつっこい。「—・い笑顔」
ひと‐なぶり【人嬲り/人弄り】
人をからかってなぐさみものにすること。「さすだけの大宮人は今もかも—のみ好みたるらむ」〈万・三七五八〉
ひと‐なみ【人並(み)】
[名・形動]世間一般の人と同じ程度であること。また、そのさま。世間並み。「—な(の)暮らし」
ひと‐なみ【人波】
大勢の人が波のように押し合って動くこと。「—にのまれる」「—を縫って進む」
人並(ひとな)み勝(すぐ)・れる
普通よりもかけ離れて優秀である。「—・れた記憶力」