ひとなみ‐なみ【人並(み)並(み)】
[名・形動]「人並み」に同じ。「—な(の)働きをする」
人並(ひとな)み外(はず)・れる
性質・状態などが普通の人からかけ離れて異なる。「—・れた巨体」
ひと‐な・る【人成る】
[動ラ四]成人する。人と成る。「弟国彦が乳にて—・り給へば」〈浄・日本武尊〉
ひと‐なれ【人慣れ/人馴れ】
[名](スル) 1 人づきあいになれていること。「—した物腰」 2 動物が人間になつくこと。「—しない野性馬」
ひと‐な・れる【人慣れる/人馴れる】
[動ラ下一][文]ひとな・る[ラ下二] 1 人づきあいになれる。「年の割に—・れている」 2 動物などが人間になつく。「—・れた水鳥」
ひと‐にく・し【人憎し】
[形ク] 1 人を憎らしく思うさま。「—・かりし心に思ひしやうは」〈かげろふ・上〉 2 人に憎らしく思われるさま。「—・くはしたなくも、なのたまはせそ」〈源・東屋〉
ひとに‐ざる【人似猿】
⇒類人猿(るいじんえん)
人(ひと)にして恒(つね)無(な)くんば以(もっ)て巫医(ふい)を作(な)す可(べ)からず
《「論語」子路から》人間にとって最も大切な、いついかなる時も変わることのない良心を持たない者は、巫女(みこ)や医者でも救うことができない。
人(ひと)に善言(ぜんげん)を与(あた)うるは布帛(ふはく)よりも煖(あたた)かなり
《「荀子」栄辱から》人をいたわり、ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。言葉の大切さを言った言葉。
人(ひと)に事(つか)うるを知(し)る者(もの)にして然(しか)る後(のち)に以(もっ)て人(ひと)を使(つか)うべし
《「孔子家語」曲礼子夏問から》他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない。