ひと‐め【人目/人眼】
1 他人の目。世間の人の見る目。「—を避ける」 2 人の往来。人の出入り。「しるきかな浅茅いろづく庭のおもに—かるべき冬の近さは」〈風雅・秋下〉
ひと‐めか・し【人めかし】
[形シク]《動詞「ひとめく」の形容詞化》 1 俗世間の人らしくみえる。「入道の宮も、この世の—・しき方は、かけ離れ給ひぬれば」〈源・横笛〉 2 一人前である。りっぱである。「我が心の限りは—・し...
ひと‐めか・す【人めかす】
[動サ四]人並みに扱う。「わざととりたてて—・すべくもあらぬさまなれど」〈枕・六七〉
人目(ひとめ)が煩(うるさ)・い
他人に見られると、噂されたりしてやっかいである。「—・いので外で会おう」
ひと‐め・く【人めく】
[動カ四] 1 一人前の人間らしく振る舞う。「けはひ、いたう—・きてよしある声なれば」〈源・橋姫〉 2 人間のように見える。「花の名は—・きて」〈源・夕顔〉
ひと‐メタニューモウイルス【人メタニューモウイルス】
気管支炎などの原因となるウイルスの一種。感染力が強く、一度の感染では免疫を獲得できないため、乳幼児を中心に流行することが多い。hMPV(human metapneumovirus)。
ひとめ‐づつみ【人目包み】
人の見る目をはばかって隠れること。和歌では、「包み」を「堤(つつみ)」に掛けて用いることが多い。「思へども—の高ければ河とみながらえこそ渡らね」〈古今・恋三〉
人目(ひとめ)に余(あま)・る
ようすや行いが目立ちすぎて、他人を不快な気持ちにさせる。「—・る振る舞い」
人目(ひとめ)に立(た)・つ
他人の注意を引く。目立つ。「—・つ服装」
人目(ひとめ)に付(つ)・く
他人が目を向けたときに気づく。目立って見える。「—・かない場所にしまう」