おおやま‐れんげ【大山蓮華】
モクレン科の落葉低木。本州以西の深山に自生し、葉は倒卵形で裏面に白い毛がある。5〜7月、芳香をもつ大形の白い花を開く。観賞用に庭に植える。みやまれんげ。《季 夏》
おじぎ‐そう【御辞儀草/含羞草】
マメ科の小低木。園芸では一年草として扱われ、高さ20〜90センチ。葉は羽状複葉で、物が触れると急に閉じて葉柄から垂れ下がり、また夜になると閉じる。夏、桃色の小花が球状に集まった花をつける。ブラジ...
おとこ‐ようぞめ
レンプクソウ科の落葉低木。日本特産で、山地に自生。高さ約2メートル。樹皮は灰色。葉は卵形で縁にぎざぎざがある。5、6月ころ、白色の花を数個ずつ下向きにつけ、実は赤色でのちに黒変する。こねそ。
おに‐しばり【鬼縛】
ジンチョウゲ科の落葉低木。本州以西の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は細長い。雌雄異株で、早春、黄緑色の花を開き、実は紅色。樹皮の繊維は強く、名は鬼をも縛れるというところから。夏に葉が落ちるの...
オルフィウム【(ラテン)Orphium】
リンドウ科の常緑低木。南アフリカ原産。花は淡紫色で、花冠は5裂する。
か‐しょう【花椒】
ミカン科の落葉低木。中国原産で、乾燥させた果実は香辛料に用いられる。ホワチヤオ。ホワジヤオ。
かじ‐いちご【梶苺/構苺】
バラ科の落葉小低木。海岸近くの山野に自生。葉は手のひら状に五〜七つに裂けていて、縁にぎざぎざがあり、カジノキに似る。初夏、白い5弁花を開き、実は淡黄色に熟し食べられる。とういちご。えどいちご。
か‐ぼく【下木】
森林の、高木の下に生えている低木。資源価値は低いが、土地の保護に役立っている。
かや‐くぐり【茅潜】
イワヒバリ科の鳥。全長14センチくらい。上面は赤みがかった暗褐色に縦斑があり、下面は暗灰色。日本特産。高山のハイマツ帯にすみ、低木の間を飛び回る。冬は平地にも下りる。《季 夏》「—聴き天近き尾根...
から‐たち【枸橘/枳殻】
ミカン科の落葉低木。高さ約2メートル。枝は緑色でとげがあり、葉は3枚の小葉からなる複葉。春、葉より先に白い5弁花が咲く。実は球形で芳香があり、黄色に熟すが、酸味が強くて食べられない。漢方で未熟果...