おか‐ぼれ【傍惚れ/岡惚れ】
[名](スル)他人の恋人や親しい交際もない相手をわきから恋すること。自分のほうだけがひそかに恋していること。また、その相手。「同僚の妻君に—する」
おか‐め【傍目/岡目】
わきから見ていること。第三者の立場で見ること。おかみ。
おかめ‐はちもく【傍目八目/岡目八目】
《他人の囲碁をそばで見ていると、対局者よりも冷静に手が読める意から》第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるということ。 [補説]「対局者よりも8手先まで見通せる」とする解釈が広く...
おか‐やき【傍焼(き)/岡焼(き)】
[名](スル)《「傍焼き餅(もち)」の略で、はたで焼き餅を焼くことの意から》自分とは直接関係がないのに、他人の仲がいいのをねたむこと。「—半分にひやかす」
かた‐え【片方/傍】
1 かたわら。そば。「父の—を遠く離るる事の」〈露伴・風流魔〉 2 対になっているものの一方。片方。片側。「高麗錦(こまにしき)紐(ひも)の—ぞ床に落ちにける」〈万・二三五六〉 3 一部分。「ほ...
かたえ‐ぎき【傍聞き】
[名](スル)かたわらにいて、人の会話を聞くともなしに聞くこと。「容易に応じそうもない応対を—すると」〈里見弴・安城家の兄弟〉
かた‐へら【傍片】
対になっているものの一方。かたほう。
かた‐みみ【片耳/傍耳】
1 片方の耳。 2 ちらっと耳にすること。聞くともなしに聞くこと。「—に聞きてうち笑む女ばらのあるを」〈源・椎本〉
かた‐や【傍屋】
母屋のわきにある家屋。「腹が立ちましたによって、—へつれて参り」〈虎寛狂・縄綯〉
かた‐わら【傍ら/旁/側】
[名] 1 そば。すぐ近く。「—のいすに腰かける」 2 (「…のかたわら」の形で)端に寄った所。「道の—にたたずむ」 3 (接続助詞的に用いて)主となることをする一方。合間に。「学校に通う—家...