せき‐おう【石黄】
硫化砒素(ひそ)からなる鉱物。黄色で半透明、樹脂光沢をもつ。鶏冠石に伴って産することが多く、有毒。雄黄(ゆうおう)。
せき‐どうこう【赤銅鉱】
銅の酸化物からなる鉱物。赤・赤黒色で光沢がある。八面体・立方体の結晶もあるが塊状・粒状・土状。等軸晶系。銅鉱床の酸化帯にでき、透明度が高いものは宝石として利用される。キュープライト。
せきひつ‐せき【石筆石】
石筆や耐火煉瓦(れんが)の材料にする蝋石(ろうせき)の一。白・灰・緑色などで脂肪光沢をもつ。
せき‐ぼく【石墨】
炭素からなる鉱物。黒色で金属光沢があり、軟らかい。六方晶系。電極、鉛筆の芯(しん)や、原子炉の中性子の減速材などに用いる。グラファイト。黒鉛(こくえん)。
せともの‐がい【瀬戸物貝】
ハナゴウナ科の巻き貝。貝殻は細長い円錐形で、殻高約3センチ。殻表は白く光沢がある。本州中部以南の暖海に分布。
せん‐ウランこう【閃ウラン鉱】
酸化ウランを主成分とする鉱物。灰黒色で亜金属光沢がある。等軸晶系。八面体・立方体結晶や塊状・粒状で産出。非晶質のものをピッチブレンド(瀝青(れきせい)ウラン鉱)という。ウランの鉱石。
せんち‐こがね【雪隠金亀子】
甲虫目センチコガネ科の昆虫。体は丸く、藍紫色の光沢がある。獣糞に集まり、雌は掘った穴に糞を詰めて産卵する。
せんりょう‐インク【染料インク】
インクジェットプリンターで用いられるインクの一。インクが紙の繊維に浸透する性質をもつ。光沢や発色に優れ、色の再現性が良いが、水に濡れるとにじみやすい。→顔料インク
ゼフィルス【(ラテン)Zephyrus】
1 ⇒ゼピュロス 2 シジミチョウ科のミドリシジミ類のこと。翅(はね)の色が緑・青色などで金属光沢があり、美しいものが多い。
ソーダ‐けいかいせき【ソーダ珪灰石】
カルシウムおよびナトリウムの珪酸塩鉱物。ガラス光沢がある白または灰色の、板状ないし繊維状の結晶。三斜晶系。珪灰石グループの一種。特にドミニカに産するラリマーとよばれる青色系の鉱物は、装飾品などに...