いり‐こさく【入(り)小作】
江戸時代、他村からはいって来て小作をすること。また、その人。入り作。⇔出小作(でこさく)。
いりこみ‐きゃく【入(り)込み客】
その地域を訪れた客。特に、観光客についていう。「観光—数」
いり‐こ・む【入(り)込む】
[動マ五(四)] 1 無理に押し分けてはいる。また、ひそかに紛れこむ。はいりこむ。「敵陣に—・む」 2 すっかり中にはいる。また、1か所に多くのものがはいって混雑する。「客が—・んでいる」 3 ...
いり‐ごみ【入り込み】
《「いりこみ」とも》 1 雑多に入りまじること。また、その場所。いれこみ。「吉原土手の—に、惜しや姿を見失ひける」〈浮・御前義経記・四〉 2 混浴。いれこみ。「—に諏訪の涌湯(いでゆ)の夕間暮れ...
いり‐さく【入(り)作】
「入り小作」に同じ。⇔出作(でさく)。
いり‐しお【入(り)潮/入り汐】
1 引き潮。干潮。「霜枯れの横野の堤風さえて—遠く千鳥鳴くなり」〈続古今・冬〉 2 満ち潮。差し潮。満潮。「浦荒れて風よりのぼる—におろさぬ舟ぞ波に浮きぬる」〈玉葉集・雑二〉
いり‐すみ【入隅/入角】
1 壁・板など、二つの平面が出合った所の内側の隅(すみ)。⇔出隅。 2 ⇒入角(いりがく)
いり‐たち【入り立ち】
1 ある場所に親しく出入りすること。「大将の君はいと、さしも—などし給はぬほどにて」〈源・蜻蛉〉 2 宮中の台盤所(だいばんどころ)に出入りを許されること。また、その人。簾中(れんちゅう)入り立...
いり‐た・つ【入り立つ】
[動タ四] 1 中にはいる。はいり込む。立ち入る。「京に—・ちてうれし」〈土佐〉 2 親しく出入りする。親密になる。「山の井の大納言は—・たぬ御兄(おんせうと)にても、いとよくおはすかし」〈枕・...
いり‐ちがい【入り違い】
1 「入れ違い2」に同じ。「小間使の出て行くと—に」〈風葉・青春〉 2 二つのものが互いに入り組んでいる形の紋。ちがい。「—葵(あおい)」