かんじゃもうしで‐りょうよう【患者申(し)出療養】
患者の希望に基づいて未承認の医薬品や医療機器による治療を混合診療として認める制度。保険外併用療養費制度の一つ。平成28年(2016)4月から施行。
ガリウム‐シンチグラフィー【gallium scintigraphy】
腫瘍や炎症のある部位に集まる放射性医薬品を投与し、その集まり方を画像化する検査。悪性腫瘍や炎症部位の診断などに用いられる。ガリウムシンチ。ガリウムシンチグラム。→シンチグラフィー
キチン‐ナノファイバー【chitin nanofibers】
甲殻類をはじめとする節足動物の外骨格に含まれる繊維状のキチン。食用で捕獲されたカニの廃棄殻から抽出され、化粧品や医薬品などに利用される。
キャッスルマン‐びょう【キャッスルマン病】
リンパ節が慢性的に腫大する病気。インターロイキン6というサイトカインが過剰に放出され、発熱・倦怠感・食欲不振・体重減少・発疹などの症状を引き起こす。1956年に米国の病理学者キャッスルマンが初め...
きょうしょ‐の‐きん【挟書の禁】
中国、秦(しん)の始皇帝のとき、民間で医薬・卜筮(ぼくぜい)・種樹の書以外の書物を持つことを禁じたこと。
きょうせい‐きかく【強制規格】
法令等によって遵守することが義務付けられている規格。電気製品・自動車・医薬品等について国が法律で定めた安全基準などがこれにあたる。→任意規格
きょうそうてき‐そがい【競争的阻害】
酵素の活性部位に、基質と競合して結合し、結果的に酵素活性を阻害する機構。医薬品、農薬、殺虫剤などに利用される。競合阻害。競争阻害。拮抗的阻害。→非競争的阻害
きょうそうば‐りかがくけんきゅうしょ【競走馬理化学研究所】
競走馬の薬物検査、および検査法の開発・改良に関する研究を行う公益財団法人。競走馬に与える飼料・医薬品等の薬物検査、軽種馬の親子判定・個体識別検査なども行う。昭和40年(1965)設立。栃木県宇都...
きょく‐りょう【極量】
薬局方に規定された医薬品の最大限の用量。毒・劇薬の個々について、大人の1日量または1回量を定めている。
くえん‐さん【枸櫞酸】
柑橘(かんきつ)類の果実に多く含まれる有機酸。水に溶けやすい結晶で、さわやかな酸味がある。清涼飲料・医薬品などに利用。