うぞう‐むぞう【有象無象】
1 取るに足りない種々雑多な人々。多く集まったつまらない連中。「—の輩(やから)」 2 「有相無相」に同じ。
うち‐か・く【打(ち)欠く】
[動カ五(四)] 1 たたいて欠き取る。「石を—・く」 2 囲碁で、相手に欠け目を作らせるために、自分の石を取らせるように打つ。
うち‐と・る【打(ち)取る】
[動ラ五(四)] 1 (「討ち取る」とも書く)武器を使って相手を殺す。「敵将を—・る」 2 試合などで相手を負かす。「フルセットの末、強豪を—・る」「凡打に—・る」 3 敵国などを攻めて滅ぼす。...
うち‐もら・す【討(ち)漏らす】
[動サ五(四)]討ち取ることができず逃がしてしまう。「敵将を—・す」
うって‐がえ【打って替え】
1 交替すること。入れ替わり。また、情況ががらりと一変すること。「此度は—に、饑饉疫病等の流行するは」〈田口・日本開化小史〉 2 囲碁で、相手の石を一目取ると、次の相手の一手でその周辺の石全体を...
うつし‐と・る【写し取る】
[動ラ五(四)] 1 もとのとおりに書き取る。書き写す。「原図を—・る」 2 そっくりそのままもとの形を模倣する。「うち笑ひ、物などの給へるも、あさましきまで—・り給へるに」〈狭衣・三〉
うつ・す【写す】
[動サ五(四)]《「移す」と同語源》 1 文書・絵などを元のとおりに書き取る。まねてそのとおりに書く。転写する。模写する。「手本を—・す」「友達のレポートを—・す」 2 ある物をまねてそのとおり...
うつ‐はぎ【全剝ぎ】
《「うつ」は全く、すっかりの意》そっくりはぎ取ること。まるはぎ。「—に剝(は)ぎとられ、裸兎(はだかうさぎ)の」〈根無草・後・跋〉
うばい‐と・る【奪い取る】
[動ラ五(四)]他人の物を無理に自分の物にする。無理やりに取る。「財布を—・る」「王座を—・る」
うら‐とり【裏取り】
マスコミで、取材の内容が正しいと判断できる証拠を集めること。報道できる内容かどうか裏付けを取ること。「—に走る」