でん‐しゃ【田舎】
《古くは「でんじゃ」とも》いなか。また、いなかの家。「さしもの名物を—の塵になさん事」〈平家・七〉
でん‐せい【伝世】
後世に伝えること。子孫代々受け継ぐこと。「—の名物茶碗」
とうじん‐あめ【唐人飴】
江戸後期ころから明治にかけて、中国風の服装で唐人笛を吹き、歌をうたいながら、長崎名物と称する飴を売り歩いた者。また、その飴。のちには唐人笛だけを吹き、飴と木製の笛を売って歩いた。
とお‐だんご【十団子】
昔、駿河の宇津ノ谷(うつのや)峠のふもとで売っていた名物団子。黄・白・赤に染めた小さな団子を10個ずつ麻糸や竹ぐしに貫いたもの。
ながさき‐くんち【長崎くんち】
長崎市、諏訪神社の大祭。10月7日から3日間。竜踊(じゃおどり)など、奉納踊りが名物。
にげ‐みず【逃(げ)水】
1 砂地や舗装道路で、前方に水たまりがあるかのように見え、近づくとその先に移っていく現象。光の異常屈折による蜃気楼の一種であり、強い日射で地面が非常に熱せられたときに見られる。古く、武蔵野の名物...
はぶたえ‐もち【羽二重餅】
1 羽二重のようにきめ細かく滑らかな餅。 2 羽二重のように柔らかく作った短冊形の求肥(ぎゅうひ)菓子。福井市の名物。
ひつ‐まぶし【櫃まぶし】
名古屋の名物料理。小型の櫃(ひつ)に茶碗三杯程度の飯をいれ、刻んだウナギの蒲焼(かばやき)をのせたもの。一杯目はそのまま、二杯目は刻みネギや海苔(のり)などの薬味を加えて、三杯目は煎茶(せんちゃ...
ひらのとうしろう【平野藤四郎】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(短刀)。享保名物帳所載。藤四郎は吉光の名。短刀の名手として知られた吉光の代表作。加賀藩主前田斉泰から明治天皇に献上され、現在も皇室御物として宮内庁が管...
ひろしま‐やき【広島焼(き)】
お好み焼きのうち、具材と生地とを一度に混ぜず、重ね焼きにしたもの。薄い生地と崩した目玉焼きの間に、具材や中華麺をはさむ。広島県の名物で、当地では単にお好み焼きともよぶ。