しょうくん【昭君】
謡曲。五番目物。胡国へ嫁いだ王昭君と、胡国の王の呼韓邪単于(こかんやぜんう)の亡霊が鏡に映って、公浦(こうほ)の里の老父母に対面する。
しょう‐くん【湘君】
中国、湘江の伝説上の女神。尭(ぎょう)帝の二人の娘で、姉を娥皇・妹を女英といい、共に舜の妃となったが、舜が没すると、悲しんで湘江に身を投げて水神となったという。
しょ‐くん【諸君】
主に男性が、対等かそれ以下の多数の相手に対して、親しみを込めていう語。きみたち。みなさん。「ここで—に一言注意しておく」「満場の紳士淑女—」「クラスの—によろしく」
しん‐くん【神君】
偉大な功績のあった高徳の君主に対する敬称。 徳川家康の死後の敬称。
じ‐くん【二君】
二人の君主。にくん。「サレバ忠臣—ニツカエズ」〈天草本平家・四〉
じゅうぜん‐の‐きみ【十善の君】
《仁王経に、前世で十善を行った果報として今生には王者に生まれると説くところから》天子。帝王。天皇。十善の主(あるじ)。十善の天子。十善帝王。
じゅめい‐の‐きみ【受命の君】
天の命を受けて帝王になった人。
じん‐くん【人君】
人の君たるもの。君主。きみ。
じん‐くん【仁君】
慈しみ深い君主。仁徳を備えた君主。
せ‐の‐きみ【背の君/兄の君/夫の君】
「せ(兄)」の敬称。「流らふるつま吹く風の寒き夜に我が—はひとりか寝(ぬ)らむ」〈万・五九〉