かわら‐け【土器】
《瓦で作った笥(け)の意》 1 釉(うわぐすり)をかけない素焼きの陶器。 2 素焼きの杯。陶坏(すえつき)。 3 成年女性の陰部に毛の生えないこと。 4 酒宴。「—始まり、御箸下りて」〈宇津保・...
かわらけ‐いろ【土器色】
土器のようにくすんだ黄褐色。
かわらけ‐な【土器菜】
タビラコの別名。
かわらけ‐なげ【土器投げ】
見晴らしのよい高所からかわらけを投げて、空中で風に舞うさまを見て楽しむ遊び。京都の高雄(たかお)山や愛宕(あたご)山で花見の時に行われた。
かわらけ‐もの【土器物】
素焼きの器に盛った酒のさかな。鉢の物。
つくし【土筆/筆頭菜】
早春に出るスギナの胞子茎。筆状で淡褐色、節に「はかま」とよぶ葉がつく。頂部から胞子を出すと枯れる。食用。筆頭菜(ひっとうさい)。つくづくし。つくしんぼ。《季 春》「古草にうす日たゆたふ—かな/竜之介」
つくしん‐ぼ【土筆坊】
ツクシの別名。
つくづくし【土筆】
《「つくつくし」とも》ツクシの別名。《季 春》「—ここらに寺の跡もあり/千代女」
つち【土/地】
1 岩石が分解して粗い粉末になったもの。土壌。「花壇の—を入れ替える」 2 地球の陸地の表面。地面。大地。「故国の—を踏む」 3 「天」に対し、地上のこと。「空から—へひと息にポーンと降り立つ雨...
つち【土】
長塚節(ながつかたかし)の小説。明治43年(1910)発表。作者の郷里鬼怒川のほとりの農村を舞台に、貧農一家の生活を写生文体で精細に描く。昭和14年(1939)、内田吐夢監督により映画化。出演、...