じ‐ごく【地獄】
《(梵)naraka(那落迦)、niraya(泥黎)の訳。地下の牢獄(ろうごく)の意》 1 仏語。六道の一。この世で悪いことをした者が死後に行って苦しみを受けるという所。閻魔(えんま)大王が生前...
じごく【地獄】
《原題、(フランス)L'Enfer》マロの詩集。1526年、四旬節に肉食をした罪で投獄された際に書かれた詩を、1542年にエチエンヌ=ドレがマロに無断で出版したもの。 《原題、(フランス)L...
じごく‐あみ【地獄網】
1 斜めに張った網を袋網の前方に敷き、魚を乗り上げさせて袋網に集めて捕る仕掛けまたは漁法。 2 壺網(つぼあみ)や筌(うえ)のような漁具。
じごく‐え【地獄絵】
「地獄変相(へんそう)」に同じ。
じごく‐えず【地獄絵図】
1 地獄で亡者が苦しむありさまを描いた絵。地獄絵。地獄変相。 2 きわめてむごたらしい状況になること。「戦争で街は—と化した」
じごく‐おとし【地獄落(と)し】
ネズミ取りの一。ネズミがえさに触れると、重い板が落ちて打ち殺す仕掛けのもの。
じごく‐かい【地獄界】
「地獄道」に同じ。
地獄(じごく)極楽(ごくらく)はこの世(よ)にあり
善悪の行為の報いは、あの世を待つまでもなく、この世ではっきりあらわれる。地獄も極楽も目の前にある。
じごく‐ぞうし【地獄草紙】
地獄の種々相を描いた大和絵に詞書(ことばがき)を添えた絵巻。六道絵の一種で、平安後期から鎌倉初期に作られた。東京および奈良の国立博物館蔵の2種が有名。
じごく‐だに【地獄谷】
1 火山活動が活発で硫気孔などが多く、周囲の植物が枯死して地獄のような景観になった場所。→地獄5 2 合戦などがあり、多くの死者が出た谷。 ⇒地獄谷温泉