あか【垢】
1 汗・脂・ほこりなどがまざり合って皮膚の表面につく汚れ。「—を落とす」 2 水中の含有物が器物などに付着したもの。水あか・湯あかなど。 3 心身に宿ったけがれ。「俗世の—」 4 欠点。未熟さ。...
あか‐かき【垢掻き】
江戸時代、風呂屋で客の垢を落とすことを業とした女。多くは私娼(ししょう)を兼ねていた。垢掻き女。湯女(ゆな)。
垢(あか)が抜(ぬ)・ける
1 「あかぬける」に同じ。 2 汚名が晴れる。「祝言させねば、娘の—・けぬ」〈浄・万年草〉
あか‐じ・みる【垢染みる】
[動マ上一]垢が染みついて汚れる。「—・みた身なり」
あか‐すり【垢擦り】
入浴の際に垢をこすり落とすこと。また、それに用いる道具。ヘチマの実の繊維、軽石、ナイロンたわしなど。
あか‐つき【垢付き】
垢のついた着古した衣服。死者が生前に用いていた衣服や所持品を形見として分けるときにいう語。
あか‐づ・く【垢付く】
[動カ五(四)]《「あかつく」とも》垢がついて汚れる。垢じみる。「—・いた服」
あか‐とり【垢取り】
1 櫛(くし)の歯の間にたまった垢を取る道具。 2 馬の垢を取る道具。馬櫛(うまぐし)。 3 (「赤鳥」とも書く)女性が馬に乗るとき、馬の汗で衣服が汚れるのを防ぐため、尻繋(しりがい)の下に掛ける布。
あか‐ぬけ【垢抜け】
[名](スル)あかぬけること。洗練されていること。「—したデザイン」
あか‐ぬ・ける【垢抜ける】
[動カ下一]容姿・動作や技芸などが洗練されている。いきですっきりしている。「—・けた着こなし」