えん‐が【垣下】
《「えんか」とも》 1 平安時代、朝廷や公卿などの恒例・臨時の行事の供応の席に伺候した、正客以外の相伴の人。えが。かいもと。かいのもと。 2 「垣下の舞」の略。 3 「垣下の座」の略。
えんが‐の‐ざ【垣下の座】
垣下の人の着座する場所や座席。えがのざ。
えんが‐の‐まい【垣下の舞】
垣下の座で演じられた舞踊。えがのまい。
エンクロージャー【enclosure】
1 中世末から近代にかけて、特に英国で、それまで開放耕地制であった土地を、領主や地主が牧羊場や農場にするため垣根などで囲い込み、私有地化したこと。その結果、耕地を失った農民の都市流入や賃労働者化...
えんとう‐はにわ【円筒埴輪】
土管に似た円筒形で、外側に数本の突起した帯をめぐらせた埴輪。高さ60〜100センチ。墳丘上に垣根のように同心円状にめぐらせた。
おあんものがたり【おあむ物語】
《「おあん」は尼の敬称》江戸前期の見聞記。1冊。享保初年(1716)ごろまでに成立か。石田三成の家臣山田去暦の娘が、美濃大垣城で見聞した関ヶ原の戦いのようすを、尼になってから子供たちに語った追憶...
おうぎ‐がき【扇垣】
アシや竹などで、建物や塀の端に扇形につくった垣。
おおかみ‐はじき【狼弾き】
土葬墓の土饅頭(どまんじゅう)の周囲に、弓なりに曲げた削(そ)ぎ竹の両端を土に差し込んだ垣。狼を弾き脅すという。犬はじき。目はじき。
おお‐がき【大垣】
邸宅や寺院などの、いちばん外側の垣。外囲い。
おおがき‐し【大垣市】
⇒大垣