おお‐ね【大根】
1 物事の大もと。根本(こんぽん)。「私はもともと事の—を攫んでいなかった」〈漱石・こゝろ〉 2 太い矢の根。 3 ダイコンの古名。《季 冬》「つぎねふ山代女(やましろめ)の、木鍬(こくは)持ち...
だい‐こ【大根】
「だいこん(大根)」の音変化。
だいこ‐おろし【大根卸し】
「だいこんおろし」に同じ。
だいこ‐たき【大根焚き】
京都市右京区鳴滝の了徳寺で、12月9日に行う行事。大根を煮て開山の親鸞(しんらん)上人に供え、信者にも分ける。《季 冬》
だい‐こん【大根】
《「おおね」を音読みにした語》 1 アブラナ科の越年草または一年草。白い長大な円柱状の根をもつ。葉は長く、羽状に深く裂ける。春、約1メートルの茎が伸び、淡紫色または白色の多数の花が咲く。ヨーロッ...
だいこん‐あし【大根足】
太くて不格好な女性の足をいう語。
だいこん‐おろし【大根卸し】
1 大根をおろし器ですりおろした食物。おろし大根。おろし。 2 大根をおろす道具。おろし金。おろし器。
だいこん‐じま【大根島】
島根県北東部、中海(なかうみ)にある楯状(たてじょう)火山島。最高点は大塚山の42メートル。面積約5平方キロメートル。玄武岩からなり、東部にある溶岩洞穴は幽鬼洞と呼ばれ「溶岩隧道(ずいどう)」と...
だいこん‐じめ【大根注連】
神棚などに飾る太めの注連縄(しめなわ)。《季 新年》
だいこん‐そう【大根草】
バラ科の多年草。山野に生え、高さ10センチ〜1メートル。葉はダイコンに似る。初夏、黄色の5弁花を開く。