わ‐ごぜ【我御前/和御前】
[代]二人称の人代名詞。女性を親しみを込めて呼ぶ語。あなた。おまえ。「—が常々あの男に」〈浄・用明天王〉
わ‐ごりょ【我御料/和御寮】
[代]二人称の人代名詞。対等またはそれ以下の相手を親しみを込めて呼ぶ語。男女ともに用いられる。「先づ—は誰なれば」〈浄・博多小女郎〉
わし【私/儂】
[代]《「わたし」の音変化》一人称の人代名詞。近世では女性が親しい相手に対して用いたが、現代では男性が、同輩以下の相手に対して用いる。「—がなんとかしよう」「こな様それでも済もぞいの、—は病にな...
ワシントン‐プレース【Washington Place】
米国ハワイ州、オアフ島南東部の都市ホノルルにある白亜の邸宅。市街中心部に位置する。女王リリウオカラニが退位後に過ごした邸宅で、1922年から2002年まで州知事公舎として使われた。現在は女王ゆか...
わ‐じょうろう【我上﨟/和上﨟】
[代]二人称の人代名詞。身分のある子女を親しみを込めて呼ぶ語。わじょろう。「さすがに—は常磐腹に三男」〈謡・鞍馬天狗〉
わすれぐさによす【萱草に寄す】
立原道造の処女詩集。昭和12年(1937)5月、私家版で刊行。全10編のソネットからなり、「虹とひとと」「夏の弔ひ」などの作品を収める。
わせ‐じょ【早稲女】
俗に、早稲田大学に在学する女子学生、または、卒業した女性をいう。
わ‐そう【和装】
1 和服を着ていること。和服姿。「—の女性」⇔洋装。 2 日本風の装丁。また、その本。和とじ。⇔洋装。
わそうびょうえ【和荘兵衛】
談義本。4巻。遊谷子作。安永3年(1774)刊。長崎の商人四海屋荘兵衛が漂流し、不老不死国をはじめ、女護(にょご)が島や大人国・小人国などを遍歴して日本へ帰るまでを描く。同8年、沢井某作「和荘兵...
わたい【私】
[代]《「わたし」の音変化》一人称の人代名詞。多く東京下町の女性や女児などが、親しい相手に対して用いる。あたい。「もう—の名を御存じだよ」〈逍遥・当世書生気質〉