こうしょくいちだいおとこ【好色一代男】
浮世草子。8巻。井原西鶴作。天和2年(1682)刊。主人公世之介の1代54年にわたる好色生活を、年ごとに54章に分けて描く。
こうしょくいちだいおんな【好色一代女】
浮世草子。6巻。井原西鶴作。貞享3年(1686)刊。生活苦と性欲のために身をもちくずす女の生涯を、24章に分けて描く。
こうしょく‐か【好色家】
色事の好きな人。すきもの。
こうしょく‐かん【好色漢】
色事の好きな男。
こうしょくごにんおんな【好色五人女】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。貞享3年(1686)刊。当時有名だった事件を素材に、お夏清十郎・樽屋おせん・おさん茂右衛門・八百屋お七吉三郎・おまん源五兵衛の五組の男女の愛欲生活を描く。
こうしょく‐ぼん【好色本】
元禄期(1688〜1704)を中心に流行した浮世草子の一。遊里などにおける好色生活を主題としたもの。作者に井原西鶴・西沢一風・江島其磧(えじまきせき)ら。好色物。
こうしょく‐もの【好色物】
⇒好色本
こう‐じ【好事】
1 よいこと。喜ばしいこと。 2 よい行い。 3 ⇒こうず(好事)
こう‐じ【好字】
よい意味をもった文字。人名・地名などにこのんで用いられる。
こう‐じ【好餌】
1 よいえさ。人を誘惑するのに都合のよい手段や材料。香餌(こうじ)。「—に釣られる」 2 欲望の犠牲などになりやすいもの。格好のえじき。「批評家の—となる」