おおきみ‐すがた【大君姿】
諸王が衣冠・束帯の正装でなく、直衣(のうし)を着た、くつろいだ姿。「しどけなき—、いよいよたとへむものなし」〈源・行幸〉
おびとき‐すがた【帯解き姿】
帯を解いたままのだらしのない姿。
かいどり‐すがた【掻取姿】
歩きやすいように着物の褄(つま)をつまみ上げた姿。「物も着あへず抱き持ち、ひきしろひて逃ぐる、—のうしろ手」〈徒然・一七五〉
かぜ‐の‐すがた【風の姿】
1 草や木の葉がそよいでいるようすなどからわかる風の吹き方。「—を草木にも見ん」〈再昌草・二八〉 2 《「風姿(ふうし)」を訓読した語》うるわしい姿。「高き世に—もたちかくれ富士の煙の絶えぬ道と...
かっしき‐すがた【喝食姿】
元服前の少年の髪形の一。髻(もとどり)を結んで後ろへ垂らし、肩の辺りで切りそろえたもの。喝食。
かりぎぬ‐すがた【狩衣姿】
狩衣を着た姿。ふつう、烏帽子(えぼし)・指貫(さしぬき)を伴う。「あるは袍衣(うへのきぬ)、あるは—にて」〈栄花・玉の台〉
きょう‐し【嬌姿】
女性のなまめかしい姿。
けい‐し【瓊姿】
玉のように美しい姿。
げんきょう‐ゆうし【現況有姿】
⇒現状有姿
げん‐し【原姿】
文献などの、もとのすがた。