ごねん‐もん【五念門】
仏語。世親の浄土論に説かれる、浄土に往生するための五つの修行。阿弥陀仏の像を礼拝(らいはい)する礼拝門、阿弥陀仏の名をほめたたえる讃歎(さんだん)門、浄土に生まれたいと一心に願う作願門、浄土やそ...
ごひゃくらかんじさざいどう【五百らかん寺さゞゐどう】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。江東区大島付近にあった禅寺五百羅漢寺の境内の三匝堂(さんそうどう)から富士山を眺める人々の姿を描いたもの。
ごほう‐てんどう【護法天童】
仏法を守護するために働く童子姿の鬼神。護法童子(どうじ)。
ごま‐の‐はい【護摩の灰/胡麻の蠅】
昔、旅人の姿をして、道中で、旅客の持ち物を盗み取ったどろぼう。高野聖(こうやひじり)のなりをして、弘法大師の護摩の灰だといって押し売りして歩いた者があったところからの名という。ごまのはえ。
ゴリアテのくびをもつダビデ【ゴリアテの首を持つダビデ】
《原題、(イタリア)Davide con la testa di Golia》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。旧約聖書のサムエル記より、ダビデが巨人ゴリアテの首を持つ姿を、明暗を対比させて描...
ごろう【五郎】
歌舞伎舞踊。長唄。三升屋二三治作詞、10世杵屋六左衛門作曲。九変化「八重九重花姿絵(やえここのえはなのすがたえ)」の一つとして天保12年(1841)江戸中村座初演。曽我五郎の郭(くるわ)通いの姿...
ごん‐げ【権化】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救済するために、この世に仮の姿となって現れること。また、その仮の姿。化現(けげん)。権現(ごんげん)。化身。⇔実化。 2 ある抽象的な特質が、具体的な姿をとって現れ...
ごん‐げん【権現】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。 2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅(こんぴら)権現などの類。 3...
ごん‐じゃ【権者】
仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を救うために仮の姿で現れたもの。権化(ごんげ)。ごんざ。⇔実者。
ごん‐じゃく【権迹】
《「ごんしゃく」とも》仏や菩薩(ぼさつ)などが、人々を救うために、仮にこの世に姿を現したもの。