やな【梁/簗】
川の瀬に杭(くい)などを八の字形に並べ、水をせき止めて1か所をあけ、そこに梁簀(やなす)を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛け。上り梁・下り梁などがある。《季 夏》「手に足に逆まく水や—つくる/...
や‐のう【野衲】
《「衲」は衲衣(のうえ)の意》 [名]田舎の僧。野僧。「山人—といへども」〈淡窓詩話〉
[代]一人称の人代名詞。僧が自分をへりくだっていう語。野僧。拙僧。愚僧。〈書言字考節用集〉
や‐の‐じ【やの字】
「やの字結び」の略。
やのじ‐むすび【やの字結び】
女子の普段着用の半幅帯の結び方。「や」の字形に結ぶこと。
やはず‐そう【矢筈草】
マメ科の一年草。草地などに生え、高さ10〜30センチ、多くの枝を出す。葉は3枚の長卵形の小葉からなる複葉。小葉をちぎると、側脈に沿ってV字形に裂ける。8、9月ごろ、淡紅色の蝶形の小花が咲く。牧草...
やはず‐はぎ【矢筈矧】
板を平面的に接合する際、接合面をV字形の凹凸に削って密着させる方法。
やはり【矢張り】
[副] 1 以前と、また他と比べて違いがないさま。やっぱり。「あなたは今も—あの店へ行きますか」「父も—教師をしていた」 2 予測したとおりになるさま。案の定。やっぱり。「彼は—来なかった」 3...
や‐へん【矢偏】
漢字の偏の一。「知」「短」などの「矢」の称。
やぼ【野暮】
[名・形動]《語源未詳。「野暮」は当て字》 1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、その人やさま。無粋(ぶすい)。「—を言わずに金を貸してやれ」「聞くだけ—だ」⇔粋(...
やまい‐だれ【病垂れ】
漢字の垂れの一。「病」「疲」などの「疒」の称。