ひ‐か【非家】
その道の専門家でない人。また、その家柄。門外漢。しろうと。「堪能の—の人にならぶ時、必ずまさる事は」〈徒然・一八七〉
へい【柄】
[常用漢字] [音]ヘイ(漢) [訓]がら え つか 〈ヘイ〉 1 器物の手で握る部分。え。とって。「斗柄・葉柄」 2 手中に握る権力。勢い。「権柄・国柄・執柄」 3 とらえて材料にするもの。...
ほんあみ【本阿弥】
姓氏の一。室町初期に始まる刀剣鑑定の家柄。 [補説]「本阿弥」姓の人物本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)
《
から転じて》鑑定家。目利(めき)き。「覚えあらば兜(かぶと)の—、目利(めき)き目利...
ぼん‐にん【凡人】
1 普通の人。ぼんじん。 2 身分の低い人。並の家柄の人。「これ皆摂禄(せつろく)の臣の御子息、—にとりてはその例なし」〈平家・一〉
ぼん‐りゅう【凡流】
1 月並みの流儀。 2 平凡な門流。平凡な家柄。「鄙夫(ひふ)—の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編〉
みかわ‐しゅう【三河衆】
1 戦国時代、徳川家創業に貢献した三河出身の譜代の臣。 2 江戸時代、三河国に知行所をもち、参勤交代を行って大名に準じた家柄のもの。
みょうぎょう‐の‐いえ【明経の家】
明経道を専攻する家柄。平安中期以降、清原・中原両家および清原家の分家である船橋・伏原両家の世襲。
みょうじ‐たいとう【名字帯刀】
名字を名のり、太刀を帯びること。江戸時代は武士の特権であったが、のち、特に家柄や功労によって庶民に対しても許された。
むらじ【連】
1 古代の姓(かばね)の一。大和朝廷から神別(しんべつ)の氏族の首長に与えられた。臣(おみ)と並ぶ最高の家柄。連姓のうち有力者は大臣(おおおみ)とともに大連と称して政権を担当した。 2 天武天皇...
めい‐か【名家】
1 名望のある家柄。名門。「—の出」 2 公卿の家格の一。文筆を主とし、弁官を経て、蔵人(くろうど)を兼ね、大納言まで昇進できる家柄。羽林家(うりんけ)の下、諸大夫家(しょだいぶけ)の上に位する...