うそ‐さむ【うそ寒】
《形容詞「うそさむい」の語幹から》 1 なんとなく感じる寒さ。「—の宵」 2 秋になってなんとなく感じる冷気。そぞろ寒。《季 秋》「—をかこち合ひつつ話しゆく/虚子」
えっ‐とう【越冬】
[名](スル)冬を過ごすこと。冬の寒さを越すこと。「南極で—する」「—地」
おおさむ‐こさむ【大寒小寒】
[連語]冬の寒さのきびしいときや雪の散らつくようなときに子供のうたう童歌(わらべうた)の出だし。次に「山から小僧が飛んできた」などと続く。
おお‐やまねこ【大山猫】
ネコ科の哺乳類。体長1メートルに達する。尾は短いが四肢は長く、長距離の歩行に耐え、毛深く寒さに強い。耳の先端に黒い長毛がある。ヨーロッパ・アジア北部・北アメリカに分布。リンクス。
おのの・く【戦く/慄く】
[動カ五(四)]恐ろしさ・寒さ・興奮などのために、からだや手足が震える。わななく。「恐怖に—・く」「期待に—・く」
かがま・る【屈まる】
[動ラ五(四)] 1 背・腰などが折れ曲がった状態になる。また、そのような姿勢をとる。「腰が—・る」 2 寒さでかじかむ。また、ひび・あかぎれになる。「寒気甚だしくして兵皆指を墜し、—・る」〈太...
かさね‐ぎ【重ね着】
[名](スル)衣服を何枚も重ねて着ること。また、その衣服。《季 冬》「—に寒さもしらぬ姿かな/鬼貫」
かざ‐びえ【風冷え】
強い風が吹きつけて冷えること。また、そのような寒さ。「—の日」
かじか・む【悴む】
[動マ五(四)]《古くは「かしかむ」》寒さのため手足が凍えて思うように動かなくなる。かじける。「手が—・んで箸(はし)が持てない」《季 冬》「—・む手女は千も万も擦る/誓子」
かじ・ける【悴ける】
[動カ下一][文]かじ・く[カ下二]《古くは「かしく」》 1 手足が凍えて自由に動かなくなる。かじかむ。「寒さで手が—・ける」 2 やせ細る。衰え弱る。「衣裳(きもの)弊(や)れ垢(あか)つき、...