かん‐えん【寒煙】
寂しく立ちのぼる煙やもや。
かんえん‐めいり【寒煙迷離】
訪れる人のない古跡などに、煙やもやが寂しく立ちさまよっていること。
かん‐かい【寒海】
水温の比較的低い海。⇔暖海。
かんか‐けい【寒霞渓】
香川県の小豆(しょうど)島にある、奇岩と紅葉の景勝地。星ヶ城山の西方に位置する。もとは鉤掛(かぎかけ)山・神懸(かんがけ)山とよばれたが、明治初期に詩人の藤沢南岳がこの字を当てた。
かん‐がい【寒害】
季節外れの寒さによって受ける農作物などの被害。冷害。
かん‐がらす【寒烏】
冬の烏。寒鴉(かんあ)。ふゆがらす。《季 冬》「貧かこつ隣同士の—/子規」
かんがれ‐い【寒枯藺】
カヤツリグサ科の多年草。湿地や沼地に生え、高さ約80センチ。葉は鞘状。夏に褐色の穂をつける。冬に枯れた茎が残る。
かん‐き【寒気】
寒さ。寒さの程度。また、冷たい空気。「—がゆるむ」「—にさらされる」《季 冬》
かん‐きだん【寒気団】
高緯度の発源地から暖かい地方に移動する気団。シベリア気団など。→暖気団
かんき‐ちく【寒忌竹】
タデ科の多年草。高さ約1メートル。茎はよく分枝し、扁平な葉状で節が多い。夏、節ごとに緑白色の小花が群がってつく。ソロモン諸島の原産で、明治時代に渡来し、観賞用。対節草。