けん‐ぱい【勧杯/勧盃】
相手に杯を差し出して酒を勧めること。かんぱい。「中納言対面して、—の後、これも女の装束かづけらる」〈増鏡・さしぐし〉
げだん‐の‐ま【下段の間】
書院造りで、上段の間に続く部屋。主君に対面する家来が伺候した所。
げん‐ざん【見参】
[名](スル)《「けんざん」とも》 1 参上して目上の人に対面すること。げざん。げんぞう。「婿が岳父(しゅうと)に—するという風に」〈鴎外・雁〉 2 目上の人が目下の者に会ってやること。げざん。...
見参(げんざん)に入(い)・る
(「入る」が四段活用の場合)貴人に対面する。お目にかかる。「法皇の—・らばや」〈平家・四〉 (「入る」が下二段活用の場合)貴人に対面させる。お目にかける。「頸をば判官の—・れんとて取りてゆく...
こう‐がん【向顔】
面会。対面。「別当はしかしながら—せざるまでとて」〈曽我・四〉
さい‐ろく【才六/采六/賽六】
1 若者を卑しめていう語。丁稚(でっち)。小僧。〈俚言集覧〉 2 人をののしっていう語。特に、江戸の者が上方の者をののしっていう。ぜえろく。「ヤレヤレ世話のやけた—どもだ」〈滑・早変胸機関〉 [...
さし‐すぐ・す【差し過ぐす】
[動サ四]「差し過ぐ1」に同じ。「御対面のほど、—・したる事どもあらむかし」〈源・常夏〉
さて‐も
[感]なんとまあ。さてさて。「—みごとな花だ」 [副]そうであっても。そのままでも。「思ひわび—命はあるものをうきにたへぬは涙なりけり」〈千載・恋三〉 [接](「扨も」「扠も」「偖も」とも...
さる‐ぐま【猿隈】
歌舞伎の隈取りの一。猿の顔のように紅で額に横筋を3本入れ、目のまわりを彩るもの。「曽我の対面」の朝比奈などに使う。
し‐そう【使僧】
使者として遣わす僧。「—に対面もなく、一言の返事にも及び給はねば」〈太平記・三六〉