やき‐ごて【焼き鏝】
1 火で熱して使う鏝。布や紙のしわを伸ばしたり、折り目をつけたりするのに用いる。 2 焼き絵に用いる小さな鏝。
やく‐たい【薬袋】
1 薬を入れる袋。薬嚢(やくのう)。 2 鉄砲の火薬を入れて携行する小さな瓶。〈日葡〉
や‐たい【屋台/屋体】
1 道路・広場などで立ち売りの商売をするための台を設けた、屋根付きの小さな店。台車をつけたり、自動車を改造したりして移動できるものもいう。屋台店。床店(とこみせ)。 2 祭礼のときなどに、飾り物...
や‐ばさみ【矢挟み】
岐阜県で、屋根を葺(ふ)きおわったとき、棟の上に立てる小さな幣(ぬさ)。
や‐ほ【弥帆/矢帆】
《「や」は重ねる意。本帆に対して重ねてかけるところから》大船のへさきに張る、小さな補助帆。「帆柱を吹き折られて、—にて馳(は)する舟もあり」〈太平記・二〇〉
やま‐あい【山間】
1 山と山との間。山峡(やまかい)。さんかん。「—の小さな村」 2 馬の頭で、両耳の間。
やま‐どり【山鳥】
1 山の中にすむ鳥。山の鳥。 2 キジ科の鳥。日本特産で、本州・四国・九州の森林にすむ。雄は尾が長いので全長約125センチ、雌は約55センチ。全体に赤褐色で縦斑があり、尾には黒い横縞がある。単独...
ゆいしば‐こもん【結柴小紋】
柴を束ねた形を小さな文様にした型染め。また、その文様。
ゆき‐ころがし【雪転がし】
雪の小さなかたまりを雪の上で転がしてだんだん大きくする遊び。ゆきまろばし。ゆきまろげ。《季 冬》
ゆきぬまとそのしゅうへん【雪沼とその周辺】
堀江敏幸の短編小説集。山あいの小さな町、雪沼に住む人々を描いた作品。平成15年(2003)刊行。翌年、第40回谷崎潤一郎賞受賞。