いっ‐しゃく【一尺】
1 尺貫法の長さの単位。→尺 2 サケ・タラなどの魚1尾。「—より定まりて腹もみちあひ、はらわたも出でたる故に、鮭をば—といへり」〈名語記・六〉
いと‐じゃく【糸尺】
凹凸のある建築物の表面を糸などを使って測った長さ。塗装工事などで、建築物の表面積の算出に利用する。
いもの‐じゃく【鋳物尺】
鋳物用の木型をつくるときに使う物差し。溶けた金属が冷えて固まると収縮して小さくなるため、実際の寸法より目盛り間隔を長くしてある。鋳物差し。延び尺。木型尺。
うら‐じゃく【裏尺】
「裏曲(うらがね)」に同じ。
おき‐じゃく【置(き)尺】
布地などを下に置いて、物差しをあてがって測ること。⇔持ち尺。
おり‐じゃく【折(り)尺】
折り畳み式の物差し。
かい‐しゃく【戒尺】
授戒の時に儀式の順序を指示するため、また、読経の拍子をそろえるために打ち鳴らす道具。拍子木の類。
かい‐しゃく【界尺】
写経などをするとき、用紙に罫線を引いたり文鎮に用いたりする文具。
かっ‐しゃく【滑尺】
計算尺で、台尺(外尺)に挟まれて、左右に動かすことのできる部分。内尺(うちじゃく)。
かね‐じゃく【曲尺/矩尺】
1 直角に折れ曲がった形に作り、表には正規の目盛り表目(おもてめ)を、裏にはその倍(角目(かくめ))や1/π倍などの目盛りを刻んだ金属製の物差し。直角定規を兼ね、木工・建築で用いる。大工金(だ...