ねんが‐ねんびゃく【年が年百】
[副]「年がら年中」に同じ。「—くさくさして居るだ」〈滑・浮世風呂・二〉
のつ‐そつ
[副](スル)「のっつそっつ」に同じ。「夫(そ)れとも寝られないで、—して居るかしらん」〈漱石・坑夫〉
はした【端】
[名・形動] 1 計算の結果、ちょうどきりのよい数量を基準にしたときに現れる過不足の数量。「—が出る」「—を切り捨てる」 2 「端金(はしたがね)」の略。「手切れの—にはあらざりけんを」〈一葉・...
はれ【晴(れ)/霽れ】
1 空の晴れること。天気がよいこと。気象庁では、雲量が2〜8、視程が1キロ以上の状態の天気をいう。「雨のち—」 2 表立って晴れやかなこと。おおやけのこと。また、そのような場所。「—の席に臨む」...
はん‐がん【判官】
1 ⇒ほうがん(判官) 2 裁判官。「朋友は、今は—になって地方に行て居るが」〈独歩・武蔵野〉
ひ‐どう【飛動】
[名](スル)飛び動くこと。勢いよく活動すること。躍動。「一字一画に満腔の精神が—して居る」〈漱石・野分〉
ひ‐の‐との【昼の殿】
貴族の屋敷で、昼間居る部屋や建物。「—におはしけるままに」〈落窪・一〉
び【美】
[名・形動] 1 姿・形・色彩などの美しいこと。また、そのさま。「—の極致」「自然の織り成す—」「—な感じのするものは大抵希臘(ギリシヤ)から源を発して居るから」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 非...
ふう‐ぎ【風儀】
1 風習。しきたり。ならわし。「昔の—」 2 行儀作法。態度。「生徒の—は、教師の感化で正していかなくてはならん」〈漱石・坊っちゃん〉 3 「風紀(ふうき)」に同じ。「男女の—が恐しく乱れて居る...
ふう‐じゅ【風樹】
1 風に吹かれて揺れている木。風木。 2 「風樹の嘆」に同じ。「眺めて居ると—の思いに堪え難いから」〈梅崎・贋の季節〉