みんちょう‐とじ【明朝綴じ】
《中国明代に盛んに採用されたところから》書籍の綴じ方の一。二つ折りにした紙を、折り目を左に袋綴じの要領で重ね、右側を糸で縛る方法。糸をかがる穴が四つあるので、四つ目綴じともいう。唐綴じ。
みん‐どう【民同】
《「民主化同盟」の略称》昭和22年(1947)の二・一ゼネスト後、左翼系組合内部で共産党の組合支配を批判して次々と結成された組合内分派。のち、総評の主流をなす。
むかい‐だな【向(か)い棚】
床脇棚(とこわきだな)の一。棚が左右にあり、中央に間隔をあけて向かい合っているもの。
むかし‐びと【昔人】
1 昔の人。古人。「—は、かくいちはやきみやびをなむしける」〈伊勢・一〉 2 死んでしまった人。故人。「ほのかに聞こえ給ふ声ぞ、—にいとよくおぼえて」〈源・玉鬘〉 3 年をとった人。老人。また、...
むか‐もも【向か股】
《左右向かい合うところから》両股(りょうまた)。「堅庭は—に踏みなづみ」〈記・上〉
むぎしなず【麦死なず】
石坂洋次郎の中編小説。昭和11年(1936)刊行。妻が共産主義運動にかぶれ、愛人の党員作家を追って上京してしまう事態に陥った地方教師の葛藤を描きつつ、昭和初期の左翼活動がはらむ問題を批判した作品。
むこうさんげん‐りょうどなり【向こう三軒両隣】
自分の家の向かい側の3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家。
貪(むさぼ)らざるを以(もっ)て宝(たから)と為(な)す
《「春秋左伝」襄公一五年などから。宋の子罕(しかん)が、宝玉を献上されたとき、それを受けずに答えた言葉》無欲であることを、自分の大切な宝と考える。
むし【虫】
1 人類・獣類・鳥類・魚貝類以外の小動物の総称。特に、昆虫をいう。 2 美しい声で鳴く昆虫。スズムシ・マツムシなど。「—の音(ね)」《季 秋》「鳴く—のただしく置ける間なりけり/万太郎」 3 衣...
むし‐あわせ【虫合(わ)せ】
1 物合わせの一。いろいろの虫を持ち寄って、その鳴き声や姿の優劣を競う遊び。虫尽くし。《季 秋》 2 歌合わせの一。左右に分かれて、それぞれ持ち寄った虫にちなむ歌を詠み、その優劣を競う遊び。