こせ【巨勢】
奈良県御所(ごせ)市古瀬付近の古地名。古代の巨勢氏の本拠地と伝えられる。
こせ【巨勢】
姓氏の一。 [補説]「巨勢」姓の人物巨勢金岡(こせのかなおか)
こせ‐じ【巨勢路】
巨勢に通じる道。
こせ‐の【巨勢野】
奈良県御所(ごせ)市古瀬付近の野。巨勢山(こせやま)の西麓(せいろく)にあたる。[歌枕]
こせ‐は【巨勢派】
巨勢金岡(こせのかなおか)に始まる画家の家系。代々宮廷の絵所の中心的位置を占め、大和絵の発展に重要な役割を果たした。鎌倉時代以降は奈良興福寺に赴き、絵仏師として室町時代まで活躍。
こせ‐やま【巨勢山】
奈良県西部、御所(ごせ)市古瀬付近にある山。[歌枕]「—のつらつら椿つらつらに見つつ偲(しの)はな巨勢の春野を」〈万・五四〉