ほくげん‐の‐さる【北限の猿】
青森県下北半島に生息するニホンザル。世界で最も北に分布するサルで、昭和45年(1970)に国の天然記念物に指定されている。
ほし‐がらす【星鴉】
カラス科の鳥。全長約35センチ。全身褐色で多数の白い斑点がある。ユーラシア大陸に分布し、日本では高山の針葉樹林に生息。だけがらす。《季 夏》「—風のあとまた水の音/六林男」
ほし‐ずな【星砂】
有孔虫目に属する原生動物。また、その殻。直径1〜2ミリで、星形の突起のある石灰質の殻をもつ。熱帯性の珊瑚礁域にすみ、日本では八重山諸島に分布。
ほしだから‐がい【星宝貝】
タカラガイ科の巻き貝。殻は卵球形で、殻高8センチくらい。背面は白地に黒褐色の斑点が散在し、腹面は白色。紀伊半島以南の暖海沿岸に分布。殻をカメオなどの材料にする。ほしだから。
ほし‐の‐すな【星の砂】
星形をした粒子からなる砂の通称。正確には、岩石が風化してできた砂ではなく、原生生物である有孔虫の殻。熱帯・亜熱帯の海域で見られ、日本では南西諸島に分布する。
ほし‐むし【星虫】
星口動物の総称。また、その一種。潮間帯の砂泥中にすむ。体は細長い円筒状で、体長約5センチ、淡黄褐色。先端の口の周縁に触手が並び、肛門は体の前部背面に開く。本州中部以南に分布。いけだほしむし。
ほ‐しょう【歩障】
1 竹・木などで枠を作り、布帛(ふはく)を張り巡らした囲い。目隠しとしたり、女性が外出時に身をおおいかくしたりするのに用いたもの。 2 葬式の行列のとき、棺の左右をおおう布帛。
ほ・す【干す/乾す】
[動サ五(四)] 1 水分・湿気を取り除くために、日光・風・火気などにあてる。かわかす。「洗濯物を—・す」「布団を—・す」 2 中の水を全部除いてからにする。「井戸を—・す」「池を—・す」 3 ...
ほそ‐ぬの【細布】
1 幅の狭い布。奥州の特産であった。「一生の願ひに—の赤ふんどし一筋ほしや」〈浮・織留・六〉 2 「細布衣(ごろも)」の略。「十七八は棹(さを)に干いた—」〈虎寛狂・節分〉
ほそぬの‐ごろも【細布衣】
細布1で作った衣服。「袖狭き—」〈謡・鉢木〉